ここでは、長崎で生産される長崎ならではの商品や、長崎で提供される特有のサービスをイメージさせるものを広く「長崎ブランド」というものとします。産業を活性化するための「長崎ブランド」の確立に関する提言などをまとめることができればいいな、と考えています!

2009年09月05日

はじめに

 ブランド(brand)とは、銘柄、商標、品種、といった意味があり、また、烙印を押す、といった意味がある。
 長崎では、長崎ならではの商品が提供されており、また、特有の観光資源があって長崎ならではのサービスが提供されている。ここでは、このような長崎で生産される長崎ならではの商品や、長崎で提供される特有のサービスをイメージさせる「文字」「図形」「記号」を長崎ブランドという。

 長崎には、全国的にアピールできる商品やサービスがありながら、アピールが足りない、ブランドの活かし方が下手な地域である、といった指摘がある。

 例えば、
・波佐見焼には有田焼のシールが貼られている。
・島原そうめんはかつて「三輪そうめん」等に化けていた。
・長崎各地で生産されるフグは下関で「下関ふく」に改名している。
・対馬のしいたけは大分に渡って大分産「どんこしいたけ」になる。
・東彼杵のお茶の多くは「嬉野茶」として売られている。

 このような実態は、相手先ブランド生産(OEM)に近く、それはそれでビジネスの一形態をなす。しかし、この実態は、本来の生産地が長崎であることがユーザーに伝わっていない。

“長崎の生産者はユーザーに対して責任を取らない代わりに利益を放棄している”
といってもよい。


 そこで、まず長崎ブランドの現状、長崎ブランドの保護活用体制を把握し、長崎ブランドの確立、その保護、有効活用について迫ってみたい。

(石)



Posted by 在京長崎応援団塾 at 23:18│Comments(0)
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