ここでは、長崎で生産される長崎ならではの商品や、長崎で提供される特有のサービスをイメージさせるものを広く「長崎ブランド」というものとします。産業を活性化するための「長崎ブランド」の確立に関する提言などをまとめることができればいいな、と考えています!

2010年01月02日

市中で見かけた長崎関連ブランド

 市中で見かけた長崎関連ブランド
 市中で見かけた長崎関連ブランド
 独自ブランドの例

東京や横浜の百貨店などで、地方の物産展が開催される。長崎の地名とは関係ないが、五島の(株)三井楽水産の「鬼鯖鮨」を地方物産展で目にした。「鬼鯖」は、さば、さばの刺身、さばを主材料とする加工水産物のほか、ざばずし、さばの塩焼き、さばの照り焼き、さばの味噌漬、さばの竜田揚げを指定商品として商標登録されている(商標登録第4658989号)。

 


 ブランド豚の例

 日本全国各地にはブランド豚と称されるものがある。ざっと200ぐらいはあるのではなかろうか。
 東京渋谷の「渋谷市場」では「雲仙クリーンポーク」が売られている。「雲仙クリーンポーク」は国見町の(株)にくせんの商標登録第4662934号で、指定商品は豚肉、豚肉製品である。なかなか美味しい豚肉である。
 この「雲仙クリーンポーク」も、「雲仙」の名前はついているものの、地域ブランドではなく、(株)にくせん独自のブランドである。
 なお、長崎関連のブランド豚の例として、「雲仙うまか豚「紅葉」((株)萩原ミートの登録商標)、「長崎うずしおポーク」、などがある。
市中で見かけた長崎関連ブランド

 
 ブランド戦略への提言

 上に述べた「鬼鯖」「雲仙クリーンポーク」などの例は、ブランド戦略の一例を示している。「鬼鯖」「雲仙クリーンポーク」ブランドは、地域ブランドではなく、特定の事業者が独特のブランドとして確立することを目指している。
 これらの例のように、独自のブランドを確立する力のある事業者は独自のブランドを確立すればよく、地域団体商標に頼る必要はない。
 しかし、地域団体商標には、団体の力を利用できる強みがある。組織力が強く、団体としてのブランド戦略がしっかりしている団体であれば、その団体に所属してそのブランド力を利用すればよい。また、独自のブランドを持っている事業者も、団体としてのブランド力を利用しつつ独自のブランドを確立することも考えられる。

(石)




<参考>
雲仙うまか豚「紅葉」
長崎県畜産協会ホームページ「平成14年度発表会参加事例の紹介(経営部門)」
「小さな養豚集団が成し遂げた地場消費の拡大と銘柄定着」
http://nagasaki.lin.go.jp/grandprix/2002/keiei4.html

(八)



Posted by 在京長崎応援団塾 at 13:29│Comments(0)
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